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UncleKのSOHO的生活::年金漏れ

年金漏れ

コムスンやらコロッケ?の偽装やら次々新しい話題が登場しているにもかかわらず、年金ネタもなかなかしぶとく、次々新たなネタが出てきて各メディアから感謝状が出そうな勢いです。

私の周りで一番受けたのは、「一日5,000タッチ」ネタ。「きっと、指1本だろうね。指、2本使って入力したら、とても一日は間が持たないわ」といった具合。

電話での問合せは、一時よりは多少落ち着いてきているようですが、気になったのは、対応するスタッフの大半を派遣会社で調達しているという報道。全員ではないようですが、そういった方達が専用端末にアクセス、個々の問合せに対応しているようです。

扱うのが年金ですので、当然その内容は、名前、住所に加え職歴や収入金額など、高度な個人情報。「年金の支給漏れのリスクが心配で問合せたことで、個人情報の情報漏れのリスクを抱えてしまった」と考えられなくもありません。

メディアからの情報で知る限り、社保庁の対応は問題があり過ぎますが、うちも、データ入力の代行を行っていますので、身につまされる部分は無きにしも非ずです。

精密機械でも誤作動することもある、まして、人間様のやることにミスは付き物。日頃落ち着いて見られる?私も、お茶っ葉を急須に入れようとして、ついついインスタント・コーヒーを飲むときの癖でマグカップに直接放り込んでしまうようなミスを、時には?犯すこともあります。

入力作業に慣れていて丁寧で正確な作業をする入力者でも、完璧な作業は難しいですし、仕事として行う以上、完璧を期待していては逆に問題です。

うちが、データ入力の仕事をスタッフさんにお願いする場合、通常、入力した方ご自身で、入力の元になる原稿と入力データをプリントアウトしたものを付き合わせてチェックする工程を2回繰り返してもらっています。自分で作業を行った経験からも、この出力校正を丁寧に2度繰り返せば、かなりのミスを修正することが可能です。

ただ、データ入力を仕事として請け負う場合、大半は大量の作業を限られた期間で行う必要があるため(キャンペーンの応募ハガキの入力などは、ハガキに書きなぐって判読も難しいような内容を、1週間足らずの期間に1万人分ぐらいこなす必要があることもざらにあります)、お願いする外注スタッフさんも作業のレベルが正直様々、また、日頃完璧に近い作業をしてくれる方も、その時々のコンディションによってミスが目立つこともあったり。

それをそのままクライアントに送っては、問題のあるデータを納品することになりかねませんので、必ず納品までにもう一度別の校正専任スタッフがチェックを行ってから納品する形をとっています。

校正を行うスタッフは、ある程度正確なチェックを行うスキルを持っているということももちろんですが、ミスの中には思い込みによるものや作業者自身の性向に起因する部分も大きいため、別個のスタッフが再度確認すること自体でミスを見つけやすいという点も考えての工程です。

例えば、誤変換などは丁寧にチェックしているつもりでも、チェックしている本人が間違って思い込んでしまっていると見過ごす可能性が高く、また、人によって数字の入力間違いを起こしやすい人、漢字の誤変換でも特定の癖のある人など、たくさんの人が分業で作業を行っているとこれがけっこう大きいんです。自分のことは棚に上げて、人の欠点はやたら目に付いたりしますが、入力のチェックでも同じようなことが言えるんです。

カタカナで登録していた時代に、読みを確認する工程もなかったなんていうのは論外ですが、コンピュータシステムの導入期、年金番号の統合を行った時期など何度か見直しを図るタイミングがあったように感じるのに、全期間を通じてミスをチェックするシステム、あるいはチェックしようとする姿勢が、報道内容から全く見えてこないのは、扱う内容の重大性を考えると常識はずれと言わざるを得ないようです。

経費はかかるにしても支払記録をもっと以前に送付して、個々に自分の記録をチェックしてもらっていればここまでこじれることはなかったでしょうに。

「申請が基本」とか言って、自分からは積極的に動こうとしない殿様然とした姿勢が、やはり一番の問題というところでしょうか。

参院選が間近いと騒ぎながら、国会の答弁の端々に未だに同様な姿勢が透けて見えるところが、苦労して支払っている身としては、いやになっちゃいますネエ。

さてさて、長らく中断していたブログを引っ越しました。旧ブログはいずれデータをこちらに移行するかもしれませんが、暫くは原状のまま残すつもりです。手が付けられないまま、うやむやに消えてなくなる可能性もありますが(その確率が高いという陰の声も・・・)。

また、旧ブログで採り上げた入力作業のノウハウ的な部分も、再度整理し直すようなことも考えていますが、計画倒れになりそうな心配も。

どちらにしても、再びプッツンしないように心がけますので、どうか引き続きよろしく。


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